BLOG|PLANNING SECTION

Polish Your Boots

  • 2009-12-26
  • /Et cetera

 

boot-3.JPG

多くの靴は工場出荷時から店頭までの間が一番美しい状態にある、と言えます。
しかし、職人が丹念に作り上げた靴は店頭で80点くらい、まだ「これから」なのです。

boot-2.JPG

男のブーツは「ガンガン履けてナンボ」も本当でしょう。
ドロドロに汚れていてカッコイイ場合だってあります。
しかしブーツを「相棒」と思うならタマには磨いてみるのもいいのではないでしょうか。
磨かれたブーツは寿命が延びるだけでなく、磨いた人へのご褒美に美しいツヤを放ち、
一味違うカッコ良さをもたらしてくれるのです。

boot-4.JPG

お手入れには様々な条件(革の種類、鞣し方などなど)の他、好みもあります。
いろいろ試してみましょう。

boot-1.JPG

参考までに
※ オイルは天然成分100%が良いとは限りません。
※ 防水用のオイルをベタベタに塗るとカビを呼ぶことがあります。
※ イギリスの紳士に多いワザでコゲ茶の靴をクロの靴墨で手入れすることで深みを出す、
    というのもあります(ただのズボラ?)。
    写真のエンジニアにはコゲ茶も使われています。

  • |Category:Et cetera |
  • |Posted at 09/12/26

MAMOR

  • 2009-12-22
  • /Et cetera

 


マモル2月号


mamor.JPG

12月21日発売の「MAMOR(マモル)」にピー・コートが掲載されました。

全国の大型書店にてお求め下さい。

 

  • |Category:Et cetera |
  • |Posted at 09/12/22

RESCUE CUTTER

  • 2009-12-19
  • /2009F/W 新商品関連

 

n-1-1.JPG

第二次世界大戦はよく「持てるものと持たざるものの戦争」と表現されます。
しかし巨大化した戦争は大陸侵攻に5300を超える艦艇、8000を超える航空機を
必要とし「持てるもの」アメリカの国力を持ってしても並大抵のことではありませんでした。


n-1-2.JPG

「RESCUE CUTTER 6」 はその5300を数えた艦艇の1艇。
所属はU.S.C.G(コースト・ガード)。
大陸侵攻に大量の艦艇が配備された結果、太平洋では上陸用舟艇などの舟艇が
慢性的に不足、手許に確保しようとする指揮官たちの争いのもとにもなりました。


n-1-3.JPG

ノルマンディー以降、ヨーロッパに向けられる艦艇は減り、
徐々に太平洋に向かう艦艇が増えていきます。
写真に残るN-1がヨーロッパではネイヴィーが圧倒的に多く、太平洋ではカーキが
圧倒的になることの説明にもなりそうです。

 


 

  • |Category:2009F/W 新商品関連|
  • |Posted at 09/12/19

FORCES FRANCAISES LIBRES

  • 2009-12-12
  • /2009F/W 新商品関連

 

tank-1.jpg

6週間でドイツ軍に敗れたフランスでしたが
イギリスへ逃れたド・ゴール将軍のもとに自由フランス軍が組織され
英米から装備の供与を受けました。
第2機甲師団(2EME)はルクレール将軍に率いられ1944年、
ノルマンディー上陸を果たします。


tank-2.jpg

左胸のフランス地図、左袖の国旗の十字はロレーヌ十字と呼ばれ
もともとはフランスを侵略者から奪還するジャンヌ・ダルクの象徴とみなされていました。
自由フランス軍がロレーヌ十字を採用した背景にはジャンヌ・ダルクを想起させ

ナチスからフランスを解放しようという思いが込められていたのです。


tank-3.jpg

黄色の丸に黒字は「ブリッジ・クラス・マーキング」と呼ばれ、
この場合「この車輌(M4シャーマン)は30トンです」ということが分かります。
戦争で傷ついた橋、応急的な架橋は戦車の通過で崩落することが多く、
連合軍の車輌にはソフトスキンに至るまでこのマーキングが施されていました。
胸の「2EME」は冒頭にも書いたとおり第2機甲師団を意味します。


tank-4.jpg

自由フランス軍はとにかくハデなマーキングが多いのですが、
フランス国民に対してよりもドイツ軍に対しての「帰ってきたぞ」
ということだったのではないでしょうか。
タランティーズ号(TARENTAISE)のタランティーズは地方名であり
「オレはタランティーズの者だ!」というアピールでしょう。
「28」は28号車。


パリ入城を果たしたド・ゴール将軍は戦後、大統領にまで上り詰め、
第2機甲師団長ルクレール将軍は現在も英雄として
フランス軍の主力戦車にその名を残すことになったのです。

  • |Category:2009F/W 新商品関連|
  • |Posted at 09/12/12

CUT FROM ENDS

  • 2009-12-07
  • /2009F/W 新商品関連

 

n-3b.1.jpg

ミルスペックの原文を読んでみると
「ジャケットの全てのパーツは同一の素材から裁断されなければならない」
と、ある一方で、
下衿(衿の裏側)、ネック・タブ(チン・ストラップ)、内ポケットの玉縁
などの小パーツには、
「端切れ(CUT FROM ENDS)を使っても良い」
という一文が添えられています。


これは、染色技術が安定していなかった時代において
軍の要求(1着のなかでの色ブレはいただけない!)と
工場の都合(そんなこと言っていたらロスが多くなってしまうよ!)との
折衷案だということが分かります。


現代の日本でも季節、湿度、もろもろの理由で色ブレは起こるのですが、
気付く方が難しいレベルであることが殆どです。
そこで近年は色ブレを表現する方法として最初から2色の生地を使うという
手法を取り入れていたのですが、今季はさらに一工夫してみました。


n-3b.2.jpgのサムネール画像

N-3B・・・生地色を3色に増やしました。


b-10.1.jpg

B-10・・・本体は今年新たに開発したコットン100%モールスキン、
パーツは去年までのコットン100%双糸ドリル。素材を混ぜてみました。
(どちらも本当にあった素材です)


もちろん、実物を作ることは出来ません。
さらにこの手法は単に見た目を実物に揃えようとする手法であって、
実物とは違う経緯で「起こした色ブレ」でしかありません。
しかし、実物との距離はガンガン着込んでいただくことによって
カバーしていただける、と思うのです。

 

 

 

  • |Category:2009F/W 新商品関連|
  • |Posted at 09/12/07

SUBMARINES

  • 2009-12-05
  • /2009F/W 新商品関連

 

n-1.1.jpg

今季のN-1(カーキ)は潜水艦、アルゴノートをモチーフにしました。
今回のブログはアメリカ海軍の潜水艦についてです。


第二次世界大戦が始まった時点でのアメリカ海軍の潜水艦は
世界最高の水準にありました。
しかしながら魚雷が欠陥だらけ、世界最低だったのです。
今では考えられないことですが、「魚雷が高価すぎる」
ために実験をしたことがなかったのです。


n-1.2.jpg

初代アルゴノート(SS-166)は輸送潜水艦でした。
2代目アルゴノート(SS-475)は殆ど戦争に間に合わず、
艦砲射撃を1度しただけで、魚雷を発射することはありませんでした。
1974年に退役しています。


1943年の後半になってようやく「マトモな」魚雷を手に入れた
アメリカ海軍の潜水艦が太平洋で暴れ始めます。
アメリカ海軍の兵員の2%に満たない潜水艦部隊が
日本軍の水上戦力の55%を海底に葬ることになったのです。


日本軍がここまで潜水艦攻撃に弱かったのは
「アメリカ人は意思が弱いから潜水艦戦に向かない」
と決め付けて対潜水艦戦を想定していなかったことが
大きな原因になっているようです。


n-1.3.jpg

「アメリカ人には潜水艦戦ができない」は誤りでしたが
軍服で遊ぶあたりは「アメリカ人らしい」と言えるでしょう。
上陸すると袖口をロールアップして街中を闊歩するのですが、
憲兵に見つかると外出禁止になりました。
「リバティー・カフス」に「自由」を奪われることになったのです。


日本軍の兵員輸送、資源輸送に甚大な被害をもたらした潜水艦部隊、
しかし、一方で攻撃する潜水艦部隊も損耗が激しく、
全兵科の中で最も死傷率が高かったのです。

 

 

  • |Category:2009F/W 新商品関連|
  • |Posted at 09/12/05