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CUT FROM ENDS

  • 2009-12-07
  • /2009F/W 新商品関連

 

n-3b.1.jpg

ミルスペックの原文を読んでみると
「ジャケットの全てのパーツは同一の素材から裁断されなければならない」
と、ある一方で、
下衿(衿の裏側)、ネック・タブ(チン・ストラップ)、内ポケットの玉縁
などの小パーツには、
「端切れ(CUT FROM ENDS)を使っても良い」
という一文が添えられています。


これは、染色技術が安定していなかった時代において
軍の要求(1着のなかでの色ブレはいただけない!)と
工場の都合(そんなこと言っていたらロスが多くなってしまうよ!)との
折衷案だということが分かります。


現代の日本でも季節、湿度、もろもろの理由で色ブレは起こるのですが、
気付く方が難しいレベルであることが殆どです。
そこで近年は色ブレを表現する方法として最初から2色の生地を使うという
手法を取り入れていたのですが、今季はさらに一工夫してみました。


n-3b.2.jpgのサムネール画像

N-3B・・・生地色を3色に増やしました。


b-10.1.jpg

B-10・・・本体は今年新たに開発したコットン100%モールスキン、
パーツは去年までのコットン100%双糸ドリル。素材を混ぜてみました。
(どちらも本当にあった素材です)


もちろん、実物を作ることは出来ません。
さらにこの手法は単に見た目を実物に揃えようとする手法であって、
実物とは違う経緯で「起こした色ブレ」でしかありません。
しかし、実物との距離はガンガン着込んでいただくことによって
カバーしていただける、と思うのです。

 

 

 

  • |Category:2009F/W 新商品関連|
  • |Posted at 09/12/07
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