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RESCUE CUTTER

  • 2009-12-19
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第二次世界大戦はよく「持てるものと持たざるものの戦争」と表現されます。
しかし巨大化した戦争は大陸侵攻に5300を超える艦艇、8000を超える航空機を
必要とし「持てるもの」アメリカの国力を持ってしても並大抵のことではありませんでした。


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「RESCUE CUTTER 6」 はその5300を数えた艦艇の1艇。
所属はU.S.C.G(コースト・ガード)。
大陸侵攻に大量の艦艇が配備された結果、太平洋では上陸用舟艇などの舟艇が
慢性的に不足、手許に確保しようとする指揮官たちの争いのもとにもなりました。


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ノルマンディー以降、ヨーロッパに向けられる艦艇は減り、
徐々に太平洋に向かう艦艇が増えていきます。
写真に残るN-1がヨーロッパではネイヴィーが圧倒的に多く、太平洋ではカーキが
圧倒的になることの説明にもなりそうです。

 


 

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FORCES FRANCAISES LIBRES

  • 2009-12-12
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6週間でドイツ軍に敗れたフランスでしたが
イギリスへ逃れたド・ゴール将軍のもとに自由フランス軍が組織され
英米から装備の供与を受けました。
第2機甲師団(2EME)はルクレール将軍に率いられ1944年、
ノルマンディー上陸を果たします。


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左胸のフランス地図、左袖の国旗の十字はロレーヌ十字と呼ばれ
もともとはフランスを侵略者から奪還するジャンヌ・ダルクの象徴とみなされていました。
自由フランス軍がロレーヌ十字を採用した背景にはジャンヌ・ダルクを想起させ

ナチスからフランスを解放しようという思いが込められていたのです。


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黄色の丸に黒字は「ブリッジ・クラス・マーキング」と呼ばれ、
この場合「この車輌(M4シャーマン)は30トンです」ということが分かります。
戦争で傷ついた橋、応急的な架橋は戦車の通過で崩落することが多く、
連合軍の車輌にはソフトスキンに至るまでこのマーキングが施されていました。
胸の「2EME」は冒頭にも書いたとおり第2機甲師団を意味します。


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自由フランス軍はとにかくハデなマーキングが多いのですが、
フランス国民に対してよりもドイツ軍に対しての「帰ってきたぞ」
ということだったのではないでしょうか。
タランティーズ号(TARENTAISE)のタランティーズは地方名であり
「オレはタランティーズの者だ!」というアピールでしょう。
「28」は28号車。


パリ入城を果たしたド・ゴール将軍は戦後、大統領にまで上り詰め、
第2機甲師団長ルクレール将軍は現在も英雄として
フランス軍の主力戦車にその名を残すことになったのです。

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CUT FROM ENDS

  • 2009-12-07
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n-3b.1.jpg

ミルスペックの原文を読んでみると
「ジャケットの全てのパーツは同一の素材から裁断されなければならない」
と、ある一方で、
下衿(衿の裏側)、ネック・タブ(チン・ストラップ)、内ポケットの玉縁
などの小パーツには、
「端切れ(CUT FROM ENDS)を使っても良い」
という一文が添えられています。


これは、染色技術が安定していなかった時代において
軍の要求(1着のなかでの色ブレはいただけない!)と
工場の都合(そんなこと言っていたらロスが多くなってしまうよ!)との
折衷案だということが分かります。


現代の日本でも季節、湿度、もろもろの理由で色ブレは起こるのですが、
気付く方が難しいレベルであることが殆どです。
そこで近年は色ブレを表現する方法として最初から2色の生地を使うという
手法を取り入れていたのですが、今季はさらに一工夫してみました。


n-3b.2.jpgのサムネール画像

N-3B・・・生地色を3色に増やしました。


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B-10・・・本体は今年新たに開発したコットン100%モールスキン、
パーツは去年までのコットン100%双糸ドリル。素材を混ぜてみました。
(どちらも本当にあった素材です)


もちろん、実物を作ることは出来ません。
さらにこの手法は単に見た目を実物に揃えようとする手法であって、
実物とは違う経緯で「起こした色ブレ」でしかありません。
しかし、実物との距離はガンガン着込んでいただくことによって
カバーしていただける、と思うのです。

 

 

 

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  • |Posted at 09/12/07

SUBMARINES

  • 2009-12-05
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n-1.1.jpg

今季のN-1(カーキ)は潜水艦、アルゴノートをモチーフにしました。
今回のブログはアメリカ海軍の潜水艦についてです。


第二次世界大戦が始まった時点でのアメリカ海軍の潜水艦は
世界最高の水準にありました。
しかしながら魚雷が欠陥だらけ、世界最低だったのです。
今では考えられないことですが、「魚雷が高価すぎる」
ために実験をしたことがなかったのです。


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初代アルゴノート(SS-166)は輸送潜水艦でした。
2代目アルゴノート(SS-475)は殆ど戦争に間に合わず、
艦砲射撃を1度しただけで、魚雷を発射することはありませんでした。
1974年に退役しています。


1943年の後半になってようやく「マトモな」魚雷を手に入れた
アメリカ海軍の潜水艦が太平洋で暴れ始めます。
アメリカ海軍の兵員の2%に満たない潜水艦部隊が
日本軍の水上戦力の55%を海底に葬ることになったのです。


日本軍がここまで潜水艦攻撃に弱かったのは
「アメリカ人は意思が弱いから潜水艦戦に向かない」
と決め付けて対潜水艦戦を想定していなかったことが
大きな原因になっているようです。


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「アメリカ人には潜水艦戦ができない」は誤りでしたが
軍服で遊ぶあたりは「アメリカ人らしい」と言えるでしょう。
上陸すると袖口をロールアップして街中を闊歩するのですが、
憲兵に見つかると外出禁止になりました。
「リバティー・カフス」に「自由」を奪われることになったのです。


日本軍の兵員輸送、資源輸送に甚大な被害をもたらした潜水艦部隊、
しかし、一方で攻撃する潜水艦部隊も損耗が激しく、
全兵科の中で最も死傷率が高かったのです。

 

 

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  • |Posted at 09/12/05

LIONUNIFORM

  • 2009-11-30
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66ナイロンの「変色」「褪色」は頻繁に文字化されています。
しかしその表現は「変色している」「褪色している」までであって、
どのような変化をしたのかに触れられていることはないようです。

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B-15B 左:褪色前サンプル 右:褪色後サンプル

昨年は今までの資料に頼らずにオリジナルを分析に出した結果、
REED社のB-15Bは褪色前がブラウンで、褪色することで
オリーヴになることが解りました(それまでの資料とは逆の結果です)。
簡単に書くと「染料の質が低かった」ということなのですが、
混ぜられている顔料のうちの1色が脱落している、
または1色が変異しているという変色であることが多く、
美術で習う調色のようには計算できません。

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今年のLIONUNIFORM社のMA-1についても以外な結果が出ました。
グレーがグリーンへと褪色していたのです。
やはり、美術の調色では起こらない変化です。

現代の染料は非常に安定しています。
変色は殆どなく、褪色も白っぽくなる程度のものでしかありません。
今季のMA-1、職人さんには「変化は遅い」と言われていますが
どうなってくれることでしょう。

 

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  • |Posted at 09/11/30

B-15B(MOD)

  • 2009-11-24
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左:B-15B(昨年度モデル)
右:B-15B(MOD)(今年度モデル)

B-15BなどのB-15シリーズの在庫に対し
モディファイの指示書(テクニカル・オーダー)
が発行されたのは1965年12月のことでした。
漠然と読み流してしまうようなことですが、
B-15Bは製造からすでに15年以上が経っており、
モディファイに値するほど残っていた、
という事実には驚かされます。

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MA-1:MODの始まる4年前にMA-1は裏地がオレンジになっている。

しかし、何よりもその4年前の1961年、MA-1は既に裏地が
オレンジ色、リヴァーシブルになるところまで改良されており、
モディファイされたところで、これらB-15シリーズが
実戦に投入されないであろうことは容易に予想できるのです。
「決まったことだから」実行されたのでしょうか?
15年の間にムートンが劣化していたのでしょうか?

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リフレクターテープの上から基地名がステンシルされている。

それでもモディファイされたジャケットたちは
基地の整備員らに与えられ、リフレクターテープを施され
それなりには役目を果たすことになったのです。


 

 

 

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  • |Posted at 09/11/24

PEA COAT

  • 2009-11-16
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オリジナル(40年代製)

ピー・コートの語源はオランダ語のピィエッケルと言われています。
ピィは圧縮したウール織物、エッケルはジャケットを意味します。
その歴史はイギリス軍が甲板作業用に採用したことに始まりますが、
アメリカ海軍でも間もなく採用されたようです。

 

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丈はお尻を隠すことで寒風に耐えられる、と言われています。
(切り取られた部分は生地の分析のためです。念のため。)

 

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風向きが変わることに対応できるよう両前仕立てになっています。

 

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大きな衿を立てれば波風の荒れる中でも集音できるようになり
声や笛の音を聞き逃さなくなります。

軍務を終えたピー・コートの一部は囚人服に回されました。
同じミリタリー出身のトレンチ(塹壕)・コートは
スーツの上に着ることが許されるほどの出世をしたというのに・・・

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  • |Posted at 09/11/16

CAP,CADET

  • 2009-11-14
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CAP,CADET
最近のアメリカ陸軍では黒い戦闘服、装備も珍しいものではありません。
しかし、アメカジ歴の長い人ならご存知でしょうが、
アメリカ人は長らく黒いものを殆ど身に付けない人種でした。
メイドインUSAでも黒は輸出用、ということが多かったのです。
そういう意味でもこのカデットキャップ、つまり士官学校用の
ニットキャップはアメリカ陸軍の中でも異色の存在と言えるでしょう。

 

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左:オリジナル 右:製品
アメリカ軍の他のニットキャップと構造が違い、
ミシン目が見えません。

 

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左:オリジナル 右:製品
写真でみると折り返して被っている士官候補生が多いようです。

 

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上:オリジナル 下:製品
ネームはオリジナルの方が小さくなっていますが、
これは大きなネームを折りたたんで縫い付けているためです。

 

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これは陸軍士官学校で着用されていたジャケット。
グレーでやはり無彩色。
左にしかないポケットは面白い作りになっています。

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  • |Posted at 09/11/14

CAP,WOOL,KNIT,M-1941

  • 2009-11-13
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CAP,WOOL,KNIT,M-1941
この単語を並べただけの味気ない名前、
これが通称ジープキャップの本名です。
当時はビーニー(BEANIE)と呼ばれていたようです。

 

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右が製品。左はオリジナル(サイズは小さめ)。
今回はデッドストックをお借りすることができ、
細部まで検証することができました。

 

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本来はヘルメットの下に被るように考えられていました。
制帽、略帽以外でも用途別に10種類を超えるキャップ、ハットを
代用素材を使わずに大量に用意してしまう国力には恐れ入ります。

しかし、当時は長期間の使用を考えていなかったためか
ツバの芯にはボール紙が使われています。
ここは、そのまま作る訳にはいきませんでした。

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  • |Posted at 09/11/13

B-9

  • 2009-11-12
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B-9はムートンの枯渇により1943年に緊急開発されたジャケットです。
開発時点では保温性の高さが評価されるものの、量産ではダウンの比率が下がり、

求められる機能を維持出来なかったようです。
そのためか、またはダウンの供給が困難だったためか、
発注はわずか3回で、3社が1回づつ納入したにすぎません。

 

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オリジナル3社のB-9。
今回は静岡のコレクターさんの協力もあり素晴らしいコンディションのB-9が3社全て揃いました。
せっかくなので「良いとこ取り」をすることになりました。

 

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特徴のある裏地はグリーンホルツ社から。
左が製品。スタンプも同社から。
折角なので、ダウンは90%です。
本物より高性能(今まで縁のない言葉でした)です。

 

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(リード、バウアー両社は西宮氏蔵)
B-9の引き手は他のフライトジャケットと随分違います。
グローヴをはめたままでの掴み易さを考えたのでしょう。

 

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スピンドルは3社ともレーヨンです。

その他の細部は是非店頭でお確かめください。

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  • |Posted at 09/11/12

HBT CAP

  • 2009-10-15
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左:弊社製品 右:オリジナル

HBTキャップが仕上がりました。
写真はサンプルですが、テストで洗い過ぎています。

 

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オリジナルで本体、ツバ、スベリの生地が違うことが分かります。
ここでも端反(はたん:余り生地)を使っているか、
大きな流れ作業で色ブレが起こっている、
ということが確認できます。
製品でも3色混ぜることにしました。

 

 

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表面から見ると何気ないダーツですが、
裏は丁寧な3角形になっています。

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  • |Posted at 09/10/15

OG-107

  • 2009-09-21
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今季はM-65に幾つかの仕様変更があります。

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右)昨季までのM-65 左)今季のM-65

 

昨季までのM-65ではジッパーの上端が折り返してあったのに対し、
今季のものはジッパーの上端は衿の中へと縫い込まれています。
また、昨季までのM-65では褪色したような色であるのに対し、
今季のものは1972年のデッドストックから正確な指定色、
OG-107を目指しました。

映画「タクシー・ドライバー」では狂気の芽生えとともに
使われるM-65ですが、
その初登場のシーン(S・Pにデタラメの住所を言うところ)では
昨季までと同モデルであるのに対し、アパートに帰って鏡に独り言を
言うシーンでは今季と同モデルになっています。
衣裳の管理上でしょうか、屋内用と屋外用に分かれているようです。
(ただし、映画ではダブダブのM-Shortを着用しています。)

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  • |Posted at 09/09/21

刺繍糸

  • 2009-09-03
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今回、(通称)ヴェトジャンを製作するために
オリジナルのなかでもオーソドックスなもの、何着かを選び出し、
その特徴を調べました(水かきの深さ、ポケットの角度、などなど)。

その過程で文字に使われている刺繍糸に色ムラがあることに気付き、
しかも「たまたま」ではないということが確認できることから
いつもお世話になっているサープラスショップやコレクターさんに
聞いてみたのですが「気付いてなかったなあ」という答えしか返ってきません。

明らかに日焼けや褪色ではないのです。
考えてもわかりません。
群馬の刺繍屋さんに「ヴェトナムのことまでは知らないよなあ・・・」
と思いつつ聞いてみました。
「昔は結構ありましたね。1メートルごとに染め分けているんですよ。」
・ ・・スゴイ発見ではなかったようです。

何にせよ、手間はかかりましたが1メートルごとに染め分けた
刺繍糸を作りました。

ちょっとしたことですが、いいアクセントになっていると思いませんか?

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今回のために作った糸。文字に使われています。

090903_01.jpg
今回はカンボジアの綴りが正しいものを見つけることが出来ませんでした。
これは「CAMBOOE」。春のタイガー(ジャケット)では「CAM BOT」という綴りを使ってみました。
あまり問題ではなかったのでしょう。

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  • |Posted at 09/09/03

SPEC NO.26

  • 2009-07-25
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SC167334t.jpg
Photo department of defense
1942年 北アフリカ。
左端の人物と右から2人目と3人目がパッチポケットのタンカース。
こんな戦車では戦えないことがすぐに分かることとなる。

 

P1040185.jpg

初期型のラベル。挟み込みで縫い付けられる。
サイズ以外のことは何も表記されていない。

 

P1040187.jpg

通常型のラベル。しっかりと四方が縫い付けられている。
スペックナンバー以外にもストックナンバーなどが表記されている。

 

タンカースジャケット(WINTER COMBAT JACKET)
のスペックナンバーは初期型(パッチポケット)が26、
通常型(スラッシュポケット、書籍類では後期型となっていますが、
早い段階で切り替わっているので通常型と呼びます)が26Aとなります。

しかしながら、オリジナルのラベルを確認してゆくと
初期型のラベルにはスペックナンバーがなく、
通常型のラベルには「26」としか入っていないことがわかります。

これはおそらく、初期型については、大らかだったアメリカ人が
スペックナンバーの必要性を理解していなかったか、
改定があることを想像できなかった、ということと、
通常型では折角用意した数万枚のラベルを作り替えたくなかった、
という単純な理由による、と想像しています。


 

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  • |Posted at 09/07/25

PEA COAT "13STAR BUTTON"

  • 2009-07-17
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PEA COAT "13STAR BUTTON"

 

button1.jpg

 

button2.jpg 

 

 

ピーコートのボタンは戦中にはすでに一般的な錨の模様になっており、

今回復刻した"13スターボタン"と呼ばれているモノが指定されていたのは戦前、

1940年までのようです。

戦前のピーコートは4ポケット(スラッシュの下にフラップ付きのスラッシュがある)

だということと合わせて考えると、戦中の2ポケットに"13スターボタン"が使われた

確率はかなり低いと考えられます。

この時代のボタンは付属品屋さんが使う職人の"腕"が模様に現れるのですが、

共通する特徴として、

 

①錨部分は丸刀で彫られ丸みを帯びている。

②星の部分は三角刀でシャープな溝が彫られており、均一ではない。

③鎖の部分は切り出し刀であっさりと仕上げられている。

 

ということが挙げられます。

 

多くの個体を確認した結果、特にクセのあるものを選んだのですが、

なかなか思うように仕上がらず、途中で職人さんを(工場ごと)替えるという

事態を引き起こしてしまいました。

しかしながら、そうして出来上がったボタンは"いいもの"になったと自負しております。

早くお披露目したいのですが、納品は9月を予定しています。お楽しみに。

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  • |Posted at 09/07/17