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V0l.11 GO FOR BROKE!

  • 2010-02-17
  • /2010S/S新商品関連

MILITARY TEE / GO FOR BROKE

T-シャツのプリントは普通「カッコ良けりゃOK」です。
ですから寄せられる意見を反映させることも多々あります。
ルールは海兵隊とB-29をモチーフにしないだけです。
しかし、この柄だけは「出したい」と以前より思っていました。  

gb1.JPGのサムネール画像

第二次世界大戦中、アメリカに住む日系人12万人は立ち退き(!)の上、
老若男女の区別なく砂漠に作られた強制収容所に入れられました。
アメリカ市民と認められなかったのです。
(ドイツ系、イタリア系にそのようなことはありませんでした。)
その中からアメリカ軍に志願した日系人部隊のスローガンが"GO FOR BROKE"だったのです。

"GO FOR BROKE"は「当たって砕けろ」ですが、
当時は「撃ちてし止まむ(うちてしやまん)」の英訳として使われたようです。
しかし「撃ちてし止まむ」の本来の意味は「当たって砕けろ」ではなく、
「勝つまで戦う(勝つまで止めない)」となるようです。

gb2.JPGのサムネール画像

日系人部隊は「日本人として恥じることのないよう」に自分の国、アメリカのために戦いました。
その戦いは連隊規模では最大の死傷者を出したこと、
ほかの部隊がまったく歯が立たなかったイタリア北部のドイツ軍の防衛線
ゴシックラインを突破したことからもその勇猛さが窺われます。

 

彼らは母国に裏切られながらも武功をあげることで
日系人全体の母国に対する忠誠心を証明して見せたのです。

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  • |Posted at 10/02/17

Vol,10 BUCO Engineer Boot

  • 2010-02-03
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【BUCO ENGINEER BOOT】

 

長い間、高いレベルでの品質の安定とある程度の安定供給を目指して
努力と研究を重ねてきました。
今回の展示会に出品したブーツは完成とは言えませんでしたが、
もうサンプルを作る必要がないところに到達しています。

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メインマテリアルはホースハイドと表記しましたが正確には"バトック"、
つまり馬の臀部にあたります。
臀部というと"コードヴァン"が有名ですが、簡単に言ってしまうと
コードヴァンはお尻の革の内側(肉面)から磨き出した革であるのに対し、
バトックはお尻の革の外側(皮膚面)から銀面を削らずに仕上げた革です。
同じ部位を表から使う(バトック)のか裏から使う(コードヴァン)のか、
ということです。

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臀部はバトックとして仕上げられるほうが少ないのですが
コードヴァンとの違いとしては、重厚感があることと、生き皺があるために
表情が豊かになることが特徴としてあげられます。

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今回のサンプルは余りに厚く(2.8ミリ)、ここまで厚いと歩けないだけでなく、
トゥや踵などの曲げられた部分にかかる負担が大きく、
いずれクラックの入る原因となるでしょう。
製品は1.7~1.8ミリ、ベストな厚みで適度の油分を持たせます。
生産にあたっていただく職人さんとの打ち合わせにも1年以上かけました。
5月以降の納品を予定しています。
ご期待ください。

 

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  • |Posted at 10/02/03

Vol.9 ATHLETIC SHOES

  • 2010-01-29
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展示会に間に合わなかったアスレティック・シューズ
最終サンプルが上がりました。

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マッコイ製を示すプリント

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挟み込みのネームとサイズ表示

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靴底

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着用イメージ

展示会が終わって2週間。やっとサンプルが完成しました。
どうにかゴールデン・ウィークにはお届けできそうです。

「今更、ローテク・スニーカーなんて・・」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
もちろんハイテク・スニーカーに勝っているところなんてありません。
しかしです。
100%日本製の男らしさ、佇まいには自信があります。

よろしくお願い致します。

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  • |Posted at 10/01/29

Vol.8 SHIRTS

  • 2010-01-26
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SS475

3シーズン続けてのカーキシャツ後染め"Dyed Black"です。
実物は潜水艦"アルゴノート"だけが夜間迷彩として独自に後染めしたものであり、
200着以上が作られていたとしても300着には満たなかったことが予想できます。
(つまりレプリカの数が実物の数を超える事態になっている)
さらに、このシャツは1回しか使われなかったようで、作戦前に撮られた写真では
大勢が着用しているのに、作戦後の写真ではまばらになっています。
(つまりカスタムなんてヒマはなかったと予想できるうえに初代SS166のときに
後染めしているので2代目SS475まで引っ張る者がいたかどうか・・・)

レプリカなので設定が厳しいことはお許しください・・・。

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173rd Airborne Brigade

本来は長袖のものを半袖に改造した上、袖にポケットを追加しています。
こういったカスタムはアメリカ軍では大戦中より多く見られます。
こちらはヴェトナム戦争中のヘリ部隊の設定。
(パイロットに限ればドイツでもイレギュラーなものは散見されますし、
日本でも黒いスカーフぐらいまでは写真に残っています。)

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Navy Chambray

海軍パイロットのカスタムという設定。

半袖シャツはどれも着込むほどに、洗い込むほどに
アジを生み出します。
春には順次店頭でご確認いただけます。
お楽しみに。

 


 

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  • |Posted at 10/01/26

Vol.7 John Wayne Part4

  • 2010-01-22
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アメリカ兵はタイガーの生地を使い様々なモノを生み出しました。
実用的なアンモパウチ(ライフルのカートリッジ入れ)もあれば
スーツカバーやタキシードまでありました。
パーカはごく少数しか作られていないようです。
展示会では「軍モノなので柄合わせはしません。」と説明していましたが
明仙さんに「何でもねえさ。」と言われたので甘えます(カッコ良くなるし)。

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このフードの形状は絶品です。

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第68強襲ヘリ中隊"TOP TIGERS"のパッチ。
いつもながらヴェトナム製のトラには味があります。

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シガレットポケットはフライトジャケットのように立体にはなっていませんが
務歯隠しになっていてユニークです。

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Sorry bout That. ヴェトナム戦争時には口語をそのままパッチにすることも
ありました。

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Go Devils. ヴェトナムで作られたパッチには第二次世界大戦のときのような
真面目さはありません。

タイガーと言うと101空挺の"TIGER FORCE"などの特殊部隊が有名ですが
ヘリのパイロットのタイガー着用率もかなり高いと言えます。
今回のパーカもオリジナルはヘリ中隊のものでした。

 

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  • |Posted at 10/01/22

Vol.6 L-2A Part2

  • 2010-01-21
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今季のL-2Aカスタムは第132迎撃戦闘機中隊がモチーフになっています。

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スコードロンパッチ

実物を見ると、縁に粗いオーヴァーロックがかかっていてロックの隙間から
糸が飛び出していました。
その様子を再現するために今回初めて芯地にセルヴィッジ・スレキを使いました。
これまでにない雰囲気が出せたと思います。

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ConACパッチ

エア・ナショナル・ガードのパッチは今回初めて作りました。
フェルト地に刺繍をしていますが、胸のパッチとの作りの差が楽しめます。

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第132迎撃戦闘機中隊はP-47Dサンダーボルトに始まり、
P-51Dマスタング、F-89Dスコーピオンなどを乗り継ぎました。
現在もANG(エア・ナショナル・ガード)に所属していますが
1976年の改編で引き継がれているのは中隊番号だけになってしまい、
以降、空中給油中隊としてストラトタンカー(名前通りタンカー)が
その乗機になっています。


 

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  • |Posted at 10/01/21

Vol.5 AIRBORNE SILVER RING

  • 2010-01-20
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展示会の前日にやっとのことでサンプルが出来上がったリング(左)でしたが
昨日、いぶしたサンプル(右)が出来上がりました。

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外側にAIRBORNE、内側にThe REAL McCOYSと入ります。

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指にはめると印象が変わります。
あとパラシュートまわりの彫りを少し深くすれば完成です。

本来は支給された制服用のバッジなどを丸めて作られたリングやブレスレット
ですが、除隊後にシルバーで作られたものに買い替えるケースが多いようです。
古今東西、善悪はともかくとしても、共に死線を越えた仲間の結束は固く、
所属部隊への忠誠心は消えることがないのでしょう。


 

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  • |Posted at 10/01/20

Vol.4 John Wayne Part3

  • 2010-01-19
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過去のタイガーと並べてみました。
左より1)ゴールド・タイガー タイプⅠ 2)ゴールド・タイガー タイプⅡ
3)ジョン・ウェイン
それぞれにクセがありますが、ジョン・ウェインは黒の面積が少し多くなります。
また、この時代は黒の染料がなく、職人のカンで調合された染料を使っていたために
黒には大きなブレがありました。
特にゴールドのなかで黒がナス紺にブレているものはタイプⅡと呼ばれています。

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Tiger Local Made Cap

正規に作られたキャップは細かにサイズがありましたが、
ローカルメイドのタイプでは後頭部のヒモで調節が可能になっており、
ワンサイズで作られていました。

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Tiger Go To Hell Hat

戦場写真にも散見されるハットですが、タイガーの研究書でも
"ゴー・トゥ・ヘル・ハット"と呼ばれています。
おそらくGo To Hellと刺繍されたパッチが側面に付けられることが
多かったのでしょう。

 


 

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  • |Posted at 10/01/19

L-2A Part1

  • 2010-01-18
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2010展示会サンプル写真

 

紺色のフライトジャケットについては前々回復刻時に徹底した分析を行い、

リブについてもグリーンリブは最初からグリーンで作られたものではなく

ネイヴィーから赤色の染料が抜けてグリーンになっていることや

混紡と言われていた素材はナイロン100%だったことなどが分かりました。

 

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実物:表は綺麗にグリーンになっている。

 

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実物:カットしてみると内側は紺色のままで保たれている。

 

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実物:褪色し始めたナイロンリブ。

(ネームはテストサンプルに「付け替えられている」!)

 

 

今回のL-2A66ナイロンは「褪色始め」を「褪色しないように」再現し、

リブは「褪色始め」と「褪色後」の2通りを「褪色しないように」再現しました。

頑固な目で見ると「軟弱者」かも知れません。

でも、カッコイイんです。これが。

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  • |Posted at 10/01/18

John Wayne part2

  • 2010-01-16
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1964年頃登場した"ジョン・ウェイン"の生産は2年ほどでした。

"ジョン・ウェイン"にはしばしば沖縄製を示すラベルが付けられており

少なくとも一部には日本本土での生地調達とプリント、沖縄での縫製という

ルートがあったことがわかっています。

 

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左カーゴポケットの下にある小さなポケットはタバコ用です。

サイズからすると殆どショートピース専用という印象を受けますが

フライトジャケットと同じくシガレットポケットが重視されていることが

分かります。

 

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ジッパーはHAMA(ハマ)を使用しています。

当時、大阪にあったブランド名であり日本国内での資材調達の証拠になっています。

 

 

アメリカ国内で反戦ムードの高まるなか、日本では(全てと言えるほどの)

多くの商社にヴェトナム特需がありました。

そしてそれらの膨大な輸出品目のなかに"ジャングル・プリント"とされるものが

あったのです。

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  • |Posted at 10/01/16

Vol.1 John Wayne

  • 2010-01-15
  • /2010S/S新商品関連

 

タイガーの分類は研究者によってまちまちです。

現在の常識になっている範囲で解説を進めます。

 

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実物"ジョン・ウェイン"

 

1959年頃よりリザード・パターンを親に雑多な初期型が生まれます。

そして1964年、ジョン・ウェインが登場するのですが

これはもちろん、この柄をジョン・ウェインが着用したことに由来します。

この後はシルバー、ゴールドと続きますが、それぞれが派生型を持ち、

生産の年代を特定、または生産の順番を解明することは不可能であるように

思えます。

 

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製品スタンプ

 

このスタンプについてはヴェトナム語を理解できないために苦労しました。

解説もこれっきりにしたい、と思います。(細かい記号は省きます)

 

BO QUOC-PHONG・・・Department of Defense

NHA QUAN NHU・・・Branch of Military Uniforms

T.T.S.X.Q.T・・・Trung TamCenter) San XuatProducing) 

Quan Trang(Military Uniforms)

 

次回から製品の解説に突入です。

 

 

 

 

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  • |Posted at 10/01/15