BLOG|PLANNING SECTION

お手入れと修理について

  • 2013-03-08
  • /Et cetera

「一生モノ」という言葉が使われるようになって随分たちました。
しかし、それら「一生モノ」たちは、扱いが悪くても「一生モノ」な訳ではなく、
それぞれに、お手入れと修理を必要としている、ということが忘れられているように感じます。
エンジニアブーツを例に見てみましょう。

R0010389.JPG

(弊社社員私物)

ちょっと埃をかぶっていますが、これぐらい大事にすると
全く心配なし、と言えます。
靴墨で磨くことで艶やかになり養分が補給され適度な使用によりしなやかになっています。
革の状態も店頭より良いぐらいです。
一度、徹底的に磨き上げてみてください。
靴が元気になるのを目の当たりにしてしまうと「病みつき」になります。

R0010390.JPG

(弊社社員私物)

5年ぐらい経過しています。ちょっと履き過ぎですが、まだ健康です。
靴には適度な休みがあると、さらに持ちが良くなります。
汗で湿った状態を毎日続けると寿命は一気に縮み、油分が切れて革が引き裂きに弱くなります。

R0010391.JPG

(上のものの踵)
ヒールはここまできたらそろそろ張り替えです。
注意していただきたいのは必ずゴムが残っている状態で修理をすることです。
ゴムが無くなっていても(革がすり減っていても)修理は可能ですが、
革をすり減らしてしまった靴の寿命は大幅に短くなっています。

R0010392.JPG

(弊社社員私物)
こうなる前に修理に出してください。
こうなってしまうと見た目を整える程度の修理になってしまうと考えてください。

さて、ここで水を差してしまいますが「どんどん修理しよう!」ではないのです。
ソールの縫い直しはそれだけで靴底にとって相当の負担にもなっているからです。
つまり、ほんの少しカカトが減ったから、と張り替えるのは逆効果の場合もあるのです。
また弊社の場合、構造を一番理解している生産工場で修理させておりますが、
最善を尽くすために修理にかかる期間が長くなることが度々起こっています。
期間、修理内容につきましては個々に相談を承っております。
お気軽にお尋ねください。

 

  • |Category:Et cetera |
  • |Posted at 13/03/08